出来るだけわかり易いキリスト教IIII2004年10月

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今回からは「できるだけわかりやすいキリスト教U」として「十戒」の学びに入ります。神が与えた十の戒めを,キリスト者はどのように理解し受け取るのかを簡潔に学んでいきたいと思います。
1 はじめに
使徒信条の解説に続いて今回から十戒の解説をしていきます。「律法と預言者」と呼ばれる旧約聖書において,律法は大きな構成要素ですが,その中心をなすのが十戒です。契約の民イスラエルがエジプトから救出されて後,神はシナイ山でモーセに語り,この戒めを与えました。大昔のイスラエルに与えられた律法が現代の私たちに何のかかわりがあるのか。キリストによって律法は終わらせられた(ロマ10:4)のではないか。と,問われるかもしれません。しかし十戒はキリスト者の信仰形成に欠く事のできない重要な教えであり,繰り返し学ばれるべきものなのです。世々の教会はこれを学ぶことを重んじてきました。使徒信条,十戒,主の祈りは教会の信仰の骨格を形作る三要文として重んじられ,数々の信仰問答文書もこの三要文の解説から成っています。

  特に改革派の流れにおいては,十戒が使徒信条の後に論じられることにより,キリストの福音の恵みに与った者の「全生活にわたる感謝」を導く指針として位置付けられています。単なる古代の律法ではなく,現代に受け継がれる倫理徳目でもない。神が神の民に与えてくださった教えであり,神の民が神への感謝と献身の生活をするために与えられているのです。福音により罪の縄目から解き放たれた者に対する,真の「自由の道しるべ」であるともいえます。キリスト者は十戒を繰り返し学ぶことで,絶えず自己吟味を迫られ,神への感謝と服従を問われ,神を見つめることを教えられるのです。

十戒
  • 第1戒 わたしは,あなたをエジプトの国,奴隷の家から連れ出した,あなたの神,主である。あなたには,わたしのほかに,ほかの神々があってはならない。
  • 第2戒 あなたは,自分のために,偶像を造ってはならない。
  • 第3戒 あなたは,あなたの神,主の御名を,みだりに唱えてはならない。
  • 第4戒 安息日を覚えて,これを聖なる日とせよ。
  • 第5戒 あなたの父と母を敬え。
  • 第6戒 殺してはならない。
  • 第7戒 姦淫してはならない。
  • 第8戒 盗んではならない。
  • 第9戒 あなたの隣人に対し,偽りの証言をしてはならない。
  • 第10戒 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻,あるいは,その男奴隷,女奴隷,牛,ろば,すべてあなたの隣人のものを,欲しがってはならない。

(10月31日)

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